
さて今回は、
「薄利多売になっていないか」です。
同業者の会合に参加すると、
いろんな事業規模の人と話をする機会があります。
従業員、職人をたくさん抱えている人、
年商3億も5億もやっている人。
一方で、
職人として一人で現場施工して
月の売上を上げている人。
年商1500万前後の個人事業主でやっている人。
それぞれ、やってこられてことに関して
私は、どちらが良い、悪いなんて
毛頭言うことはありません。
人知れず今日までたくさんの
苦労や努力を積み上げてきたから、
今の地位を築き上げた、
それぞれ、とても尊い事だと思うからです。
私は、父親から板金屋を引き継ぎ、
建物の屋根外装専門工事を営んできました。
仕事は、元請けさんからもらうもの。
当時当たり前だと思っていた、下請けの業態。
自分が代表になって、
大きな疑問を持ち始めたことは、
夏の暑い日、凍てつく冬場の現場で、
厳しい環境で建物の修理や工事をすること。
知識や技術、経験を駆使して仕上がった建物の完成。
これって、専門職にしか出来ないし、やりがいもあった。
でも・・・・
予算を押さえられ利益が残らない。
仕事に見合った収入が得られない。
今から30年近く前に、
同じ工事をするのだから、下請け手間請けではなく、
もし元請けだったら、これって、もっと儲かるのではと思いたち、
そこから自分で仕事を取ることを試行錯誤し、研究し続け、
結果として自分がお客さんから直接、修理工事を請負う
直販の専門工事店を独自に築き上げました。
えっと、脱線しました。
話を戻して・・・
大きく事業をしている人は、
それこそ大きな売り上げに見合う大きな運転資金が必要です。
材料代や、就業員の給料、会社の維持費が大きい分、
毎月大きなお金の支払いも必要です。
そしてその分、毎月の工事の確保が必要です。
大きな売上を確保したいがため、
元請けさんの予算に合わなければ値引きも致し方ない。
そうやって大きな工事量を確保しないといけない。
物件によっては利益が大幅減少、赤字になることもあるでしょう。
もちろん優良な元請けさんとの繋がりがあれば別ですし、
将来の継続する工事見込みも読めれば、
今のまま、自ら元請けになることなくとも良い事だと思います。
ただ、絶対気をつけないといけないのは、
「薄利多売になっていないか」
です。
この先も気力、体力勝負、根性で乗り切りますか?
個人事業主の人も、同じです。
経営規模が小さい分、毎月の経費が少ないし、
請負える工事や売上も多くないかもですが、
元請け先の大工さんや工務店からの工事の減少、
請負金額の値引の要請があったら断りますか?
毎回、毎回、
今回だけ?の値引きをのんでいないでしょうか?
個人事業の場合、
「薄利多売になっていないか」
ではなく、そもそも「多売」できませんから、
「薄利」がより深刻ではないでしょうか。
規模の大小にかかわらず、
薄利多売は、絶対回避しないと、
今後の工事店事業運営は難しいかもしれません。
大きな売上の会社ほど新規の取り組みには、
たくさんの準備や時間が必要でしょう。
でも、そこまで大きな売上を必要としない、
小回りの利く個人店ほど
早く効果が出だせるのが専門工事の直販化です。
新しい取り組みの時期は、
すでに、もう来ています。
工事店の未来を決めるのは、
代表のあなたしか出来ないことです。
元請けに頼らず、
自分で自分の仕事が取れる、
独立した工事店を手に入れる
1年で「脱下請」するしくみの実務を知りたい、
前から考えていた、やってみたい!
「思いたった今!」こそです。
そのうち、ゆくゆくでは一生変わりません。
はじめの一歩は勇気だけ。