
昨日から一段と朝晩の気温が下がりました。
今朝は夏の作業着を冬服に着替えました。
カレンダーも残すところあと2枚
あっという間に1年が過ぎてしまいます。
やり残し、悔いのない締めくくり出来そうですか?
今週も知恵を絞って元気にやりましょう!
さて今回は、
「職人社長は見積相場がわからない」です。
オンラインでの支援先、H代表のご相談のお話です。
見積を作成するときのお悩みをうかがいました。
1つ目は、自分の専門工事見積の相場について。
2つ目は、工事に必要な外注工事の単価が分からない。
まずは1つ目。
今まで元請先に出していた見積は、自分の専門工事だけなので、
材料の仕入れと工賃が頭に入っているから、大体いくらになるかの
相場はわかっている。
でも、自分が元請けになってお客様に直接見積を提出する際、
今までの単価でよいのか、自分の出した単価を毎回悩むそうです。
仕事が欲しいばかりに、
いつもより安い単価で見積を提出して、
お客様の予算より安く受注してしまったり、
反対に高めで出した見積で、他社と相見積となり、
失注してしまうことがあり、いつも悩むそうです。
あなたもありますか?
このことを考える以前に、
知っておいてほしいことがあります。
それは、直接受注工事をする限り、あなたの工事店は、
小さくとも元請けで工事を請け負っているということ。
今までは、
元請会社からの依頼案件は、いつもの施工単価で見積を作ればよかった。
でも、自分でお客様に工事を提供する限り、
それは工事の大小にかかわらず、
元請けで請け負うことに他ならないわけです。
現地調査、事前の打ち合わせ、工程表作成、ご近所挨拶告知、
材料の手配、足場の準備、周辺の安全対策まで、
全部自前で前準備して、はじめて工事が進むわけです。
単に自分の仕事を決められた工期に施工するだけの
下請仕事ではないわけです。
さらに言うなら、そもそも工事を依頼されたお客様は、
あなたの打った何らかの宣伝広告を見て依頼されたはずです。
宣伝広告費が掛かっての受注なはずです。
今まで通りの工事単価でいいはずありませんよね。
工事単価で乗せるか、管理費で乗せるかは考え方ですが、
あなたの工事店が、運営できる費用を工事単価に乗せない限り、
元請けで工事店経営をするのは初めから無理です。
あとは、相場感ですが、
他社の出している単価なんて、
いつまで考えていてもわかりません。
それより、自分の工事店が運営できる必要費用、
自分の報酬をまずはっきりさせて、
それを賄え、利益も出せる単価こそが、あなたの工事店が、
お客様に提供する見積単価になるはずです。
初めから他社の見積相場なんて、そもそも関係ないです。
2つ目の外注工事の単価が分からない。
自社が専門工事である限り、
単一工事だけで全部の工事が終わることはありません。
例えば、私は屋根屋ですから、施工に先立ち、
外注さんに足場を組んでもらう。
細かな塗装の工事もよく必要になります。
よく必要ということは、
外注先からの目安の仕入れ単価は、
すでにわかっている場合が多い。
それなら、いちいち外注先の都合や予定を伺って、
現場に案内して、業者都合の見積が出来るまで
待っていなくとも、自分で面積や必要mを拾って、
いつもの仕入れ単価で計算すれば、
そんなに大きな差異は出ないはずです。
もちろん、
こちらも材料と同じく、仕入れになりますから
業者見積金額を支払っても、1つ目の工事単価と同じく、
納得のいく利益が出ないとダメなのは言うまでもありません。
なんなら現地打ち合わせせずとも、
画像や動画を駆使すれば、
外注先に今すぐ現地を説明することだって出来る時代です。
一番ダメなのは、お客様に提出する日が遅くなることです。
自分の専門工事に関わる外注先が決まっているなら、
先に見積を自分で出してしまうことが良いと思います。
そもそも、その時点では、やることが決まっていない、
あくまで見積なのですから。
お客様からOKもらった時点で、
現地案内や、正式に外注先から見積をもらって、
改めて自分で工事実行予算を組めばいいだけです。
「現場職人社長は見積相場がわからない」
そこで悩むより、
元請け工事店として
自社が運営できる数字割合をまずは知って、
その割合を反映する工事単価を決めて、
正々堂々お客様に早く出すこと。
これに尽きると思います。
あなたが手間と時間をかけて作った無料見積。
その修理や工事をやるやらないは、
あなたではなく、お客様が決めることです。
へんな遠慮や値引きなどせず、
正々堂々出しましょう。
元請けに頼らず、100%個人宅修理工事だけでまわる、
1年で「脱下請」するしくみの実務を知りたい、
興味がある、やってみたい!
うちの会社でも実現可能なのかは、
「思いたった今!」こそです。
そのうち、ゆくゆくでは一生変わりません。
もう、あなたがアクションを起こす番です。
あとは一歩目の勇気だけ。