第404話「原点にもどる」

さて今回は、

「原点に戻る」です。

 

自分はなぜ

お客さんからの修理工事を

直接受注することを始めたのか。

 

野丁場仕事の毎日が当たり前だった。

元請けからの仕事に何の疑問もなく

毎日過ぎてきた。

 

一緒に現場に行く先輩職人との会話

現場監督さんとの付き合い、

現場仕事は苦ではなかったが、

 

でも何か違うと

疑問を感じてきた。

 

大きな工事のわりに

単価が安い。値切られる。

施工提案が通らない。

不可抗力のサービス手直し。

予定していた工期の遅れ

仕事がなく、従業員を応援に出す。

 

これって当たり前なものなのか。

それが下請け工事屋の宿命?

 

このまま、これからも

下請け仕事に明け暮れ年を取るのか?

 

自分のやってみたいことは

親の敷いたレールに乗って、

会社を継ぐことなのか?

 

不満や不安で悶々としていた時、

 

ある建材メーカーの

新しいビジネスモデルを知った。

 

なんと板金屋が、

直接お客さんから仕事を得るもの。

 

これだ!

これ、いけるんじゃね!

明るい未来が、青写真が見えた。

 

やりたい!

 

ずっと支えてくれている妻と相談し、

思い切ってスタートした。

 

しかし、

現実は甘くない。

思っていた通りに行かない。

 

費用ばかりが先行し、

やっぱり下請け仕事が中心は変わらない

直請けはほんの一部状態が続く。

 

何とか打開するために、

 

妻と二人で勉強会や、

フランチャイズ加盟、

大手コンサル会社セミナーに出た。

 

「小規模な専門工事店では元請けは無理です。」

 

そう言われた。

 

苦しい試行錯誤の毎日。

 

板金屋はしょせん下請けなのか。

こっちのがほんとは楽かもしれない。

 

次の契約取れなかったら、

もう資金がない。

 

これでだめなら、

撤退するしかない。

首の皮1枚の工事店経営。

 

あきらめたくない!

 

習ったビジネスモデルに、

妻と苦心し、オリジナルアレンジしたら、

やっとダメな事態が好転しだした。

 

直接お客さんからの依頼が急増した。

多いと月30件以上電話が鳴る工事店に。

 

そして、

ついに下請け仕事0

はじめに思い描いたカタチ、

100%自社元請けの板金屋になった。

 

「あのまま、うまくいかなかったら

うちは潰れていたかもね。」

 

ずっと支えてくれた妻の言葉です。

 

完全直販元請けの板金工事店になり、

今年29年目を迎えます。

 

「原点に戻る。」

 

年初にあたり、

なんでこの直販元請け化を

専門工事で実現したかったか、

 

その理由を、

改めて思い起こし、

 

今年もぶれることなく

ご縁をいただいた工事店代表に

伝え、実務で再現するお手伝いを

していくこと。

 

それが今の私の使命だと

改めて心に誓います。

 

 

 

 

元請けに頼らず、

自分で自分の仕事が取れる、

独立した工事店を手に入れる

1年で「脱下請」するしくみの実務を知りたい、

前から考えていた、やってみたい!

思いたった今!」こそです。

そのうち、ゆくゆくでは一生変わりません。

はじめの一歩は勇気だけ