第61話「はたして職人に社内教育は出来るのか」

 3月早いうちからの開花宣言から、しばらく経ちますが、意外に蕾から咲かずに3月終わりまで来てしまいました。でも、ようやく桜は花開いてきましたね。この分なら入学式まで持ちそうな感じです。いよいよリフォームシーズンです。あなたの工事会社は万全ですか?今春も商売繁盛していますか?

 さて、今回は、「はたして職人に社内教育は出来るのか」です。

 先週末は弊社の下請脱却5大戦略セミナーでした。

 そこで最後に質疑にお答えしていく時に、受講した社長様から、「職人さんに対して、どのような教育が出来るものでしょうか?」という質問を受けました。

 なるほどと思いました。なぜならおそらく、その受講した社長さんも自社の職人をどう教育出来るとは思っていなかったからでしょう。でも私は「会社としての目的やルールを毎日同じことを繰り返し全員で唱和すること。これが我社では社内教育と言います。

 そうお答えしました。なるほどと思ったのは、実に弊社自体、無口な気の利かない職人ばかりの時期があったからです。営業的なこと、細かな打ち合わせというか、社長である私がお客様に対しての一切の打ち合わせをしており、社内の職人は、私の出す指示のもと現場施工さえ上手く仕上げればそれでよいと思っていたからです。だからそもそも社内教育などまったく存在しなかった。

 するとどうなるか。どんな簡単なことすら、「社長に聞かないと分からない。」とか、「次何やる?」などまったく自分で考えないのが当たり前になってしまっていました。

 よく外部研修の案内など見て、「これを受ければ少しは変わるのでは?」と、受講料を払って職人に行かせることもしていました。でもその効果はよくて12日ぐらいで、すぐに指示待ち職人、気の利かない職人に戻ってしまい、なんの解決にもならなかったことが長い間ありました。

 大体、他人と口をきくことが嫌で会社に入らず職人になったような彼らに果たして、教育など出来るのかと思いましたが、あることを教えてもらい、それを毎日繰り返すことで、そんな職人も変わることを実感したからです。

 そのあることとは、まず社長が将来こんな会社にするという我社の未来を明確に作ること。我社の目的をはっきりさせて、職人に発表し伝える。職人はその目的のために日々の行動のルール、お客様に対する方針を毎日朝礼で繰り返し声に出して読み合わせをすること。

 これが我社の社内教育です。徹底してこれだけです。もう社外研修など行かせない。社内教育とは、文字のごとく「社内で教育するということ」なのです。口の重い職人は退職したわけではなく、今も我社に在籍しています。その「元」口の重い職人は、今では現場の総括リーダーとして、若い職人や、お客様にしっかり受け答え出来る職人へ変身しています。

 工事のスタートは、早朝。眠い目の職人のスイッチを入れ、目的と、行動のルールを何度も何度も繰り返し声に出し、活力を上げる朝礼こそぜひ行ってほしい思う職人工事会社の社内教育なのです。必ず成果が出ます。ぜひあなたの会社で諦めず行ってほしいです。

あなたの会社の職人も社内教育で生まれ変わります!」

 お客様直販の工事を目指すとき、必ず超えないといけない事でもありますから、弊社のクライアント様には具体的な手順も詳しく指導しております。村松までぜひご相談ください。