第46話「なぜ見積は無料か」

年々思うのですが、年末、年の瀬感覚が無くなってきているように思います。まだ暖かいのもあるのかもしれませんが、一年の終わりに近づいている感覚は少ないのです。お正月にもお店は開いているし、大掃除も片付けもやる間もなく年を越しているからなのか皆さんはどうなんでしょうか?ただ、毎年使っている手帳など新しくする時期でもあり、来年の目標や方針など考え書き込む特別な時期になってきた感じはあります。今年やり残したこと、来年実現したい事を計画するのは楽しいですよね。来年も商売繁盛させる計画ありますか?

さて今回は「なぜ見積は無料か」です。

先日は、ある建築専門工事組合で、リフォーム勉強会をした時のことです。私の持ち時間の話も終わり、質疑応答で「見積」について質問がありました。その方は、ある見積を依頼され現地での調査で、建物の高さが高く、通常の梯子や脚立ではリフォーム部分の見積作成の状況が不明なため、高所作業車(電気屋さんが電柱付近の工事をするとき使う重機)がないと見積もれないとき、それでも自費でレンタルし、見積を作るべきかどうかということでした。さらに、もし見積が通らなかったら持ち出しになってしまうともおっしゃっていました

あなたならどう対応しますか?

見積というのは、通常無料で作成します。もちろん弊社でも基本そうです。でもよくよく考えてみると、もともと無料で提供する見積には、大変なコストが掛かっています。現地調査、ヒアリング、採寸、材料価格調査、外注費の算出、安全、周辺の対策対応の下見、さらにその取りまとめを書面や提案書を作成する時間、そのコストたるや大変な労力が必要なはずです。なのになぜ無料か?お客様に良さを理解してもらいその工事を買ってただくための必要経費だからです。

そもそも受注のための必要経費である見積であるなら、その物件を受注するためのコストだと割り切ってしっかり高所作業車を借りてしっかり現場調査を報告しその依頼したお客様に工事を買ってもらえばいいわけです。あるいは初めから事情を説明し、有料で正確にしっかりしたご提案までさせていただく費用(サービス代)としていただけばよいのです。

一番いけないのは、どっちつかずで、見積もりしたけど取れるかどうかわからないと、無料あるいは有料の見積を提示できないことです。プロならプロのやり方をお客様にしっかり説明すること。

まずこれがないと、そもそも見積が通ることはありません。お客様に直接お出しする見積とは、専門工事のプロの見解が書いてないとだめです。それがないときに、無駄な値段だけの相見積の当て馬にされるだけです。

あなたは、もち出し費用をかけてまで見積を作るプロの気概はありますか?